ツンデレになりたい

出力のリハビリ

【2月体験版】初心者の為のデモンエクスマキナ入門

※以下の内容は2月に配信された体験版についての情報です

 

 

 先日、期待のロボアクションゲー、デモンエクスマキナの体験版が配信された。DXMで初めてこの手のゲームに触れる人も結構いそうだし、そういう人向けにゆるふわ入門記事みたいなものを書くことにした。アクションゲームが苦手な人、パラメータが多すぎて何を基準に機体を組めばいいのか迷っている人、とかの助けになれば結構嬉しい。

 

 

 ボタン配置

ゲームを起動したら真っ先に+メニュー→オプション→ボタン配置をチェックして欲しい。というのもこのゲーム、初期のボタン配置がかなり不親切だからだ。具体的には、ブーストを吹かしたまま方向転換が出来ない仕様になっている。

 

初期設定のプリセット1では、Yでブースト、右スティックで旋回になっている。大抵の人はABXYキーと右スティは親指で操作していると思うが、プリセット1でブーストかけつつ旋回したいなら右のモンハン持ちor親指が2本ないと出来ないことになる。RもZRも結構使うからモンハン持ちは現実的ではないし、おとなしくキー変更する方がいい。

 

幸いキーコンフィグは任意に決められるので、カスタム1〜3のどれか→元となるプリセットを選択し、いい感じにボタン配置を決めよう。プリセット1を基準にするのであれば、Rをブースト、Yor左スティ押込をオーグジュアリ、左スティ押込orYを降下にするのが個人的に気に入っている。まあこればっかりはプレイヤーに依るだろうけど、ブーストボタンと方向転換キーはストレスなく同時に動かせる設定にした方が絶対いい。

 

あとは同様の理屈で移動(左スティ)しながら武器換装(十字キー)も特に右手武器はやりにくいし、色々いじってみよう。適正任務を終えてとっとと戦場に赴きたい気持ちはわかるけど、ボタン配置がしっくり来るまで拘る事を推奨する。

 

 アーマーの選び方

アーマーの基本 

次はアーマーについて触れる。アーマーはヘッド、ボディ、プロセッサ、左右アーム、レッグの6要素があり、それぞれ独立に決めることができる。各要素が何に影響するかは、

 

ヘッド:ロック距離、ロックサイト(ロックオンできる視野の広さ)

 ボディ:メモリ数、飛行ブースト、スタミナ管理

プロセッサ:(体験版では)ロック距離、地上&飛行ブースト

 左右アーム:集弾性、連射性

レッグ:地上ブースト、硬直時間、ダウン時間

 

になっている。機体の挙動に大きく関わるのがボディで、とりあえずここから決めていくのが良い。一方でそんなに重要でないのがレッグ。基本的に空中戦になるため地上性能は低くてもさして問題はない。ダウン復帰はレディアントが頭一つ抜けているが他は同じぐらいだし、ブレードやバズーカを頻繁に食らうならレディアント、そうでないならVPやメモリと相談(あと見た目)でいい。

 

ヘッドに関しては、中射程武器を使うならロック距離が300ぐらいあるもの、近距離武器を使うならロックサイトが広いものを選ぶといい。特にハンドガンで旋回戦をやるなら横に広いサイトを持つフローレスドミニオンがおすすめ。ライキリはサイトが狭く近距離の格闘戦には向かない。

 

プロセッサは(現時点では)ブーストアップで決まり。これだけでブースト速度が2000ぐらい向上する。ロックコントロールは距離が60伸びる程度なので必要ない。

 

とにかく消費メモリを抑える

消費メモリはできるだけ少ないパーツを選ぼう。というのも、ロック時間はメモリの残数によって決まるからだ。なぜロックオンが大事なのかというと、ロックオン(赤ロック)状態でないと目標と自分の距離が分からず、したがって彼我が武器の最適距離内にあるのかが分からないためだ。武器の最適距離については後で述べる。

 

あと赤ロックだと偏差射撃もしてくれる(たぶん)。白ロックでも相手が止まっていれば当たるが、特に近距離で戦う場合はロック速度はできるだけ稼ぎたい。

 

組み方の手順としてはこうだ。

1. 機体制御のコンセプト(高機動?重装甲?)からボディを決める

2. 使う武器からヘッドを決める

3. メモリ残数やVPと相談してアーム→レッグの順に決める

 

ロック速度は0.5以下、欲を言えば0.4以下だとストレスなく撃てる。メモリ残数が200ぐらいで0.5、400ぐらいで0.4になる。性能はそれほど良くないが、アームをレギオンにすると残数をだいぶ稼げる。低めの連射性や集弾性はヘッドでカバーしよう。射撃ステータスが重要ではないバズーカや盾を持っている腕だけレギオンにするというのもアリ。

 

一式装備はどうなのか?という疑問

別に無理して一式装備にする必要はない。まぜこぜにしても見た目がそんなにちぐはぐになることはなさそうだし、コンセプト、メモリに応じた組み合わせを楽しんでほしい。

 

 武器の選び方

武器の最適距離

 

さて、機体を組み終わったところで、武器の最適距離について説明したい。武器の中では一番重要なポイントといっても過言ではないし、まずはここから抑えてほしい。

 

最適距離とは、まあその名の通りその武器が最も威力を発揮する距離のことで、武器スペックの真ん中あたりに記載されている(このページはYで切り替えることができる)。グリムリーパーなら181±31で、目標と自分の距離が150から212の間が最適距離ですよ、ということになる。

 

最適距離内で撃つと何が嬉しいかというと、単純に威力が跳ね上がることだ。アサルトライフルやマシンガンなら大体2倍、ハンドガンなら4.5倍ぐらいになる(グリムリーパー、トリックスターの場合)。ヒットエフェクトがオレンジ色になり、バシバシとクリティカル音が鳴っているかどうかで確認できる。

 

今のところ敵のVPはそんなに多くないから最適距離外でゴリ押ししてもまあ勝てるっちゃ勝てるが、今後のことを考えると間合いの把握には慣れておいたほうがいい。ポケモンで言えば抜群を突けるか突けないかぐらいの差だし、威力ば倍なら戦闘時間が半分、したがって被ダメも半分になると思えば重要さを理解してもらえるかと思う。

 

ハンドガンのDPSが高いとちょっと話題になっていたけど、あれは最適距離で撃っているから強いのであって、強いって聞いたしとりあえずハンドガン装備しとくか〜〜みたいな考えだとむしろダメージ効率は低い。ハンドガンはマガジンあたりの装填数が少ない→こまめにリロードが入るため、カタログスペックの連射性から想像されるよりずっと与ダメのテンポは遅いからだ。

 

サライとハンドガンを簡単に比較してみる。スペック表を見ると、グリムリーパーの基礎ダメ、連射性、装填数、リロード時間が180,220,45,1.0で、トリックスターが125,250,12,0.8になっている。連射性、リロード時間はほぼ等しいが、グリムの装填数が45発なのに対してトリスタは12発しかない。つまりグリムは息継ぎなしで45発撃てる一方、トリスタは12発ごとに息継ぎが必要になるということだ。

 

実際に撃ってみるとトリスタ12発&グリム11発が大体2.6秒(頭部腕部の補正もあるから武器の素の性能ではないが…)で、それぞれ1発あたり0.22s、0.24sかかっていることになる。で、トリスタの場合12発ごとにリロード0.8s、グリムは45発ごとにリロード1.0sが入るから、リロードを加味した見かけの攻撃速度は

 

トリスタ:( 0.22s/発 × 12発 + 0.8s ) / 12発 = 0.28s/発 → 3.5発/s

 グリム:( 0.24s/発 × 45発 + 1.0s ) /45発  = 0.26s/発 → 3.9発/s

 

で、ずっと撃ちっぱなしの場合、グリムリーパーの方がトリックスターよりも連射が効くことがわかる。基礎ダメージを乗じることによって1秒あたりのダメージを求めると、この差はさらに広がって

 

トリスタ: 3.5発/s × 125D/発 = 441 D/s

グリム: 3.9発/s × 180D/発 = 696  D/s

 

になる。つまり最適距離で撃たないとトリスタはグリムの2/3程度のダメージしか出せないということだ。ここで、それぞれ最適クリティカルの時、トリスタに4.5、グリムに2をかけてクリ時のDPSを求めると

 

トリスタ: 441 D/s × 4.5 = 1984 D/s

グリム:696 D/s × 2 = 1392 D/s

 

となり逆転する。無論この数字は頭部腕部の連射補正とかで変動するし、ずっと撃ち続ける場合という仮定があるけれど、最適クリは大事、ハンドガンの場合は他の武器よりもっと大事、ということは覚えてほしい。

(最適距離とそれぞれの武器のダウン値、実際の硬直時間の関係は知らんけど)

 

とりあえず載せとくか〜〜はやめよう

パイロン以外、つまりオーグジュアリとショルダーに使いもしない武装を積むのはやめましょう。メモリ消費がかさむから。

 

ダウンブースターも便利っちゃ便利だけど、墜とした機体の回収にしか使わないなら今すぐ外した方がいい。あれだけでロック速度が0.12増える。ダウンブースターがなくても通常のブースターで降下はできる(垂直降下や上方を見ながら降下したい場合は別。そんな状況が多いならつけた方がいい)。

 

肩ミサも持ってるだけでロック速度が0.12増え、威力もめちゃくちゃ高いというほどではない。旋回戦ではあんまり当たらないし、中距離の回避戦でも適正距離でアサライをきっちり当てれば火力不足になることはない。もちろん距離にかかわらず安定してダメージを稼げる肩ミサも弱くはないが、両手の武器で手一杯で肩ミサを撃つ余裕がありませんでした〜、とかなら今すぐ解除しよう。

 

一方、パイロンに関しては「とりあえず載せ」でも影響は小さい。もちろん総重量が増えるとブースト速度は落ちるが、たかだか数パーセントなのでそこまで気にしなくていい。メモリの消費も、パイロンに格納してあるものは反映されない(つまり今手に持っているものだけカウントされる)から、ロック速度が落ちることもない。

 

ただ、ハンドガン4丁!wなど同じ武器をパイロンに入れとくのは無駄。小型の敵を倒せば弾薬を回収できることがあるから、弾切れになることは滅多にない。それよりもアサライとハンドガン、ブレードと火器、盾と武器、というように状況に応じて戦闘スタイルを切り替えられるようにしよう。繰り返しになるが、パイロンの武器による重量変化の影響は小さいから、無理にパージする必要はない。

 

盾の活用

初期装備にもなっている盾。武器ボタンを1回押すと構え、もう1度押すと解除される(押しっぱなしにする必要はない)。構え中でも、移動、反対側の腕での攻撃、肩部やオーグジュアリの使用などはできる。

 

盾構えている方の腕では攻撃ができないから損じゃん……みたいな気もするけど、盾を構えている間、前方からのダメージは100%カットなので、その間に落ち着いて最適距離から狙ってハンドガンを撃てば両手ハンドガンのカス当たり以上ののダメージは出るし、その上被ダメカットと考えればめちゃくちゃお得であるとわかる。というわけで、慣れないうちは盾を使うことを勧める。盾の消費メモリは少ないので、肩ミサと併用して火力を補うのもいい。

 

ミサイルについて補足

肩ミサのサンダーバードについて。これは独自にロック距離(400)を持っていて、ヘッドのロック距離にかかわらず敵と自分の距離が400以下になったら自動でロックを始める(ロック速度、ロックサイトとの関係は不明瞭)。通常の武器のロックオンである回転する立方体のそばにピッピッピと数字が現れたら、ボタンを押すとその敵に対し表示されている数字の分だけミサイルを撃つ。同時最大発射数である12になるまではやや時間がかかるため、急いで撃っても数発しか出ない。

 

おすすめの装備

で結局何装備すればいいの?といい加減うんざりしてくる頃だろうし、装備の例を挙げて終わることにする。ライキリ胴はブーストが短時間高出力というように性能がピーキーなので慣れないうちはおすすめしない。新しい装備が手に入ったらどんどん試してトライアンドエラーアセンブリの楽しさをぜひ味わってほしいと思う。

 

アーマーがなかなか手に入らない!という場合は、プロセッサーだけブーストアップに換装した初期オルサに盾+肩ミサ+ライフルの初期武装で、盾で守りつつライフルと肩ミサで殴るだけでもかなり安定する。オルサ頭はロックオン距離が232と短く、ライフルの使用が厳しいようならマシンガンに変えていくのも手。レギオンにしろドロップ品のアーマーはおしなべてオルサよりまともな性能なので、手に入り次第変えていくといい

 

ライキリは2面、フローレスドミニオンレディアントグリームは3面で落ちる。レギオンはどっちも。1,4面ではアーセナルAIが登場しないのでドロップ品はなし(1面はクリア報酬でオートアタックのついたグリムリーパーが手に入るが、それ以外の性能はほぼ通常のものと変わらない)。

 

ではおすすめのアセンブリをどうぞ

 

<アーマー>

ヘッド:フローレスドミニオン

ボディ:レディアントグリーム

プロセッサ:ブーストアップ

ライトアーム;フローレスドミニオン

レフトアーム:レギオン

レッグ:フローレスドミニオン

 

<ウェポン>

右ウェポン:グリムリーパー&トリックスターorシルバーレイヴン

左ウェポン:盾&盾orギリングインパクト

 肩:サンダーバード

オーグジュアリ:なし

 

<性能>

VP:21158

ロック速度:0.48

 

<解説>

・ヘッドはメモリ消費とロック距離がそこそこあり、サイトが広くVPが高いフロドミ。サイトを気にしないならライキリでもいい。

・ボディはフロドミに次ぐVPのレディグリ。フロドミは遅すぎる

・アームは盾を持つ手に低性能低消費のレギオン、火器を持つ手に高VPそこそこ性能のフロドミ。ロック速度が0.05増えていいなら、[盾側]レギオン→フロドミ、[銃側]フロドミ→レディグリに変えると各射撃性能が20ずつ向上、VPが1500近く上がって22673になる。こちらもおすすめ。

・レッグは高VP低消費のフロドミ。

 

盾は構えっぱなしで、ちょくちょく構えが解除になってないか(操作ミス、ダウンなどで解除される)確認しつつ戦う。ミサイルは装弾数が多くないので利用は慎重に。鈍足の小型に対してはアサライをペチペチ当てつつ、ミサイルは死角から(こちらに気づいていない)アーセナル型AIに撃つ。全弾命中後、適当にアサライを当てればすぐ落ちる。マップをよく見て、後ろから肩ミサでアンブッシュを決めよう。こちらに気づいていたら、ミサイルはここぞというときに使うといい。相手のブースト後や、何かしら硬直を入れたときだと結構当たる。

 

・レディグリ胴ならブースターを吹かせば基本速度負けすることはない。アーセナルが相手でも引き撃ちメインで最適距離の維持に専念しつつ、ライフルを当てていく。どうにも追いつかれるようならマシンガン、ハンドガンに切り替えて応戦するといい。

 

・盾は1枚で足りるが、3面の2人がキツいなら2枚持ちもアリ。その場合自動車やタンカーぶん投げて戦車隊をまとめて燃やすとかして工夫すると楽しい。

 

まあ、盾構えて最適距離で中距離アサライをしっかり狙う、これが安定するんじゃないだろうか。慣れてきたら近距離の格闘戦やバズーカ2丁持ち、ブレードやハンドグレネード当て、さらにはアウター戦に登山とか色々楽しんでください。

 

 

おわり